赤ちゃんの見守り用にネットワークカメラ/ベビーモニターを検討中。必要な機能・条件を整理して残った候補はこれでした!

育児

2ヶ月の息子はだいたい寝室で過ごしています。
なので、妻がお風呂に入ったり、ちょっと家事をしたりといった間は、僕が代わりに寝室に行ったり、ノートパソコンを寝室に置いてiPadとスカイプでテレビ電話でつなげながら、仕事部屋で仕事したりしてます。

基本的にノートパソコンのスカイプで事足りてるといえば足りてるのですが、夜、部屋の明かりを消して寝かせた後だと、ノートパソコンのモニターの明かりがかなりまぶしいですし、毎回、スカイプでいちいち電話をつなげるのも面倒です。

なので、Wi-Fi対応のネットワークカメラを検討してます。
ネットにつながっているので、スマホやタブレットなどで簡単にカメラ画像を確認できるってやつです。
赤ちゃんの見守り用はもちろん、寝たきりの人の介護用、留守宅などの防犯用など、様々な用途に活躍するそうです。
会社に勤めている方は会社からいとおしいわが子の寝姿を見ながら仕事をできるかもしれませんね^^

ネットワークカメラとかIPカメラ、インターネットカメラとか言ったりして、その中でも特に赤ちゃんの見守り用に特化した商品をベビーモニターというようです。
ネットワークカメラの場合、映像を手持ちのパソコンとかスマホ、タブレットなどで見るタイプが主流のようですが、ベビーモニターの場合、映像を見るためのモニターもセットになっているタイプが多いようです。

僕の場合は、スマホやタブレットで確認できればいいので、特にベビーモニターにこだわらなくても、用途に応じた機能を満たしたネットワークカメラでよさげです。

そんなわけで、購入を検討するに当たり、赤ちゃんの見守り用のネットワークカメラに求める条件や機能・スペックなんかを整理してみました。

赤ちゃん見守り用のネットワークカメラに求める条件や機能・スペック

一般的なネットワークカメラについている機能・スペックや価格・メーカーなどを調べました。
その中で、赤ちゃんの見守り用のネットワークとして使うに当たって、必要な機能・そうでない機能なんかを整理してみました。

暗視機能は必須

夜、部屋を暗くしていてもちゃんと赤ちゃんの様子を確認できるように暗視機能が必須です。
数千円程度のものでも赤外線LEDの暗視機能がついている機種もあります。

マイクも必須

こっちの声は赤ちゃん側に届かなくても問題ないけど(むしろ届かない方が静かでよい)、赤ちゃんが泣いたときにすぐ気づけるように、カメラ側にマイクが必須。

画素数は高いに超したことはないけど、30万画素もあれば十分?

画素数は一言でいうと画像のきれいさ、細かさですね。
ちょっと実機で確認できないので、どの程度の画素数でどの程度のきれいさなのかが分からないのですが、基本的に赤ちゃんが寝ているか起きているかなどの表情を判別できるレベルであれば問題ないので、30万画素もあれば十分かな~と思っています。

補足:比較してくれている方がいました。
WEBカメラ(PCカメラ)の画像比較 同じ画素数でもこんなに違う

フレームレート(fps)

フレームレートは、fps(フレームパーセカンド)という単位で表されて、1秒間に何枚の画像を撮影できるかというスペックです。
フレームレートが低いと、コマ送りみたいにカクカクした映像になると、反対だとテレビなどのようにスムーズが動画で見られます。
テレビは1秒間に30枚、つまり30fpsです。

最近のネットワークカメラは最大で30fpsはあり、設定で10fpsとか15fpsとかお好みで変更できるものが主流のようです。

パン・チルト・ズーム機能

パンというのは横振り機能、カメラを左右に動かせる機能です。
チルトっていうのは縦振り機能、カメラを上下に動かせる機能です。
ズームはそのままっすね。拡大出来る機能です。

これらの動作を遠隔で操作できる機能ですが、僕のように赤ちゃんの見守り用には特に必要ないかな?と思います。

そんなに動かないでしょうし、逆にカメラの枠からはみ出すほど、動いているなら呑気にカメラを操作してないで、部屋に確認しに行った方がいいでしょうし^^;

価格

ネットワークカメラの価格帯はざっと分けると、

3000円程度から1万円以下の低価格帯
1万円以上3万円以下の中価格帯
3万円以上の高価格帯に分かれるようです。

僕はそこまで予算をかけたくないですし、1万円以下の低価格帯のものでも、僕の求める機能を満たした商品はたくさんあるようなので、1万円前後で探したいと思います。
逆に1万円以上のものになると、かなり高機能になり、ベビーモニターとして分不相応な感じになりそうです。

メーカー

シェア的には、パナソニックとI-O DATAの2強のようです。
僕は知りませんでしたが、PLANEX(プラネックス)というメーカーもなかなか評判もよくよさげす。
TENVIS(テンビス) というメーカーも機能の割に、価格が安いコスパのよい商品を出しているようです。

設定の簡単さ、使い勝手

たとえば、WPSボタン対応でワンタッチで無線LANの設定ができたり、スマホやタブレットでQRコードを読み取るだけで簡単に接続できたりと色々と簡単に設定できる機能があります。
一方、海外製の安い機種だと説明書は英語だけ、というものもあったりして、設定の簡単さや使い勝手もなかなかのピンキリのようです。

僕は一般の方よりは仕事の関係上、パソコン・ネットワーク系の知識はあるので、そこまで気にしなくても大丈夫かな~と思いますが、こういう系はどうも苦手という方は、できるだけ簡単に設定できる機種を選んだ方が安心かもですね。
あとは、サポートが充実しているメーカーを選ぶとかですね。

動作検知・赤外線感知など

ネットワークカメラには、映像のなかで動きがあったときや、赤外線で人体を感知した際にメールなどでアラームしてくれる機能があります。
防犯用には便利な機能かもですが、赤ちゃんの見守り用には特に必要ないかな~という感じです。

セキュリティ

最近、アイオーデータが悪意を持った第3者がネットワークカメラの映像を盗み見することが可能な脆弱性があったと発表しました。
ネットワークカメラ「Qwatch(クウォッチ)」シリーズにおきまして、認証回避の脆弱性があることが判明いたしました。|アイオーデータ

現在はファームウェアのバージョンアップで対策されているようですが、これはちょっと怖いですね・・・。
家の中の様子を常に見られているわけなので、かなり危険です。

アメリカの話ですが、実際にネットワークカメラを乗っ取られる事案も発生しているようです。
ネットワークカメラをハッキングした男が赤ちゃんに「起きろ!」と叫びまくる事案が発生 – GIGAZINE

セキュリティ対策のきっちりしている製品を選びたいところです。

条件を満たす機種は3種類

以上を踏まえ、条件をまとめると、

  • 暗視機能
  • 音声入力(マイク機能)
  • 価格は1万円前後

くらいかなと。
で、この条件を満たす商品は意外に少なく、以下の3種類となりました。

商品名Qwatch「TS-WLC2」CS-W06N、または
FFP-PKW06N(Amazon限定)
TR3818
外観
メーカーI-O DATAPLANEXTENVIS
参考価格(Amazon)9348円15800円5980円
暗視機能暗くなると自動切替
約5mまで
暗くなると自動切替
約10m
暗くなると自動切替
約10m
画素数100万画素CMOSセンサー30万画素CMOSセンサー 30万画素CMOSセンサー
最大フレームレート30fps(切替可能)30fps(切替可能)30fps(切替可能)
マイク/スピーカー入力:無指向性マイク
出力:内蔵スピーカー(モノラル)
入力:無指向性マイク
出力:スピーカー外付け可能
入力:無指向性マイク
出力:内蔵スピーカー
パン・チルト・ズームなしなし水平方向に340度
垂直方向に90度
専用アプリiPhone、iPad、Android対応の無料アプリ「QwatchView」iPhone、iPad、Android、Kindle対応の無料アプリ「カメラ一発!」iPhone、iPad、Android対応
メーカ公式ページリンクリンクリンク
Amazonリンクリンクリンク

結論としては、I-O DATAの『Qwatch TS-WLC2』1択かな

CS-W06N/FFP-PKW06N

プラネックスは機能の割に他の2機種と比較して値段が高い。
なぜ高いのかな?他の製品にはないウリがあるのかな?と思って、調べてみたのですがちょっと僕には分かりませんでした。
セキュリティ面でもクラウドにアクセスしてカメラ映像を見るという仕様のようですが、脆弱性を指摘する記事もありますしちょっと不安です。
プラネックスとコレガの「ネットワークカメラ」にもセキュリティ上の危険性 利用者は早急な対策を

JPT3815W

一番値段が安く求める機能も満たしているのは、TENVISの『TR3818』ですが、この製品は中国製で、中国からの並行輸入品を購入するか、日本の代理店で購入するかとなります。
で、正規代理店かどうか分かりませんが、TENVISのロゴを消して、同じ製品をベビーモニターとして売っているお店もあったり、ちょっと似たような商品が乱立していてよく分からない感じになってます。
どこで買うかによって、英語のみの説明書だけだったり、日本語訳がついていたりと、店によって違うようです。
脆弱性などが見つかった場合に速やかに対応してくれるのか?にも若干不安があります。

TS-WLC2シリーズ

で、結局、残るのは、I-O DATAのQwatch「TS-WLC2」かなと。
脆弱性の発表がされたばかりですが、ファームウェアやアプリの更新などで改善されているようですし、他の2機種の30万画素と比べて、100万画素となっています。
画素数にはこだわらないと書いたばかりですが、どうせ同じような機能なら画素数高い方がいいよね。
値段も安すぎず高すぎずでお手頃ですし、必要十分な機能が付いています。

そんなわけで、I-O DATAの『Qwatch TS-WLC2』を買ってみま~す。
また、届いたらレビューしますね~。

買いました。レビューしました。
I-O DATAの『Qwatch TS-WLC2』を赤ちゃん見守りベビーモニターとして購入したのでレビュー

コメント

  1. えりぱん より:

    詳しい解説、勉強になりました。私が今まで気になっていたのが、iPhoneアプリでAnnieベビーモニターというものなのですが(iPhoneで気軽に確認できる何かを!という理由から)、このように、色々な項目を検討するものなんですね。Qwatch TS-WLC2も気になりますね^^

    • よしたけ よしたけ より:

      えりぱんさん、こんにちは!
      コメントありがとうございます^^

      Annieベビーモニター初めて知りました!
      そっか、iPhoneアプリって手もあるんですね。

      ただやっぱり暗視機能って超大事ですよ!
      赤ちゃんも夜、寝かすときは部屋を暗くするので。

      Qwatch TS-WLC2は僕はいまも継続して使っていてオススメできると思います^^