世界一周するなら世界一周航空券かLCC・バス・電車とか乗り継ぐかどっちがいい?

旅行・お出かけ

どうもこんにちは、よしたけです。
僕が世界一周してきたのは、2011年~2012年にかけてだったので、もしかしたら今とは事情が変わっているかもしれませんが、僕の経験を踏まえて、世界一周するなら、世界一周航空券を使うか、飛行機(LCC等)とかバスとか電車とかのチケットをその都度買いながら乗り継いで移動していくのとどっちがいいかを書いてみたいと思います。
ちなみに僕の世界一周の話題は、もうひとつのブログ「おきらく夫婦のネットで稼ぎながら世界一周!」に書いてますので、そちらもどうぞよろしくです(o^^o)

世界一周航空券ってなんだ?

世界一周航空券かLCC乗り継ぎかどっちがいいかって考えている方は、ご存じかと思いますが、一応、軽く説明しておきますね。

世界一周航空券ってのはその名の通り、世界を一周するための航空券のことで、航空会社のグループによっていくつかの種類に分かれています。

主要なグループは下記の3つです。

  • 全日空(ANA)、ルフトハンザ航空、ユナイテッド航空を中心とするスターアライアンス。
  • 日本航空(JAL)、アメリカン航空、ブリティッシュエアウェイズを中心とするワンワールド。
  • デルタ航空、エールフランス、大韓航空を中心とするスカイチーム。

どこのグループの世界一周航空券を買うかによって、行ける都市やルートの作り方などが変わってきます。
あらかじめ、世界一周するためのルートを全部決めてしまいます。どの空港からどの空港へ飛んで、次はこの空港からあの空港へ行き、次は・・・って感じで全行程を出国前に決めて購入します。
有効期間は最長で1年間です。

世界一周航空券についてもっと詳しくは、世界一周堂さんのサイトが詳しいです。

世界一周航空券のメリット

価格が安い

世界一周航空券は、ANAやユナイテッド航空など、LCCではなく普通の航空会社の飛行機に乗れます。
そして、1年間有効で、だいたい16回程度乗ることができます。

普通に同じルートをバラバラに購入した場合と比較して、破格の安さとなっています。

エコノミークラス利用で、約30~40万円から購入可能です。

また、ビジネスクラス・ファーストクラスを利用した場合でも、
ビジネスクラス:65万程度~
ファーストクラス:95万円程度~
となっています。
通常、ファーストクラスなんてアメリカに片道行くだけで100万円以上しますし、ビジネスクラスでもバンコクに行くだけでも30万円以上するので、ファーストクラスやビジネスクラスに乗ってみたい!という場合、かなりお得な航空券といえます。

大手の航空会社を利用できる

LCCと違い、ANAなどの大手航空会社は、手荷物も無料で2個まで預けることができますし、エコノミーだったとしても機内は比較的広く快適です。
機内食やドリンクも無料サービスですし、快適な空の旅をすることができます。

また大手航空会社を利用するメリットとして大きいのは、万が一の欠航や遅延の場合にも航空会社がホテルや街までの交通手段の手配をしてくれたり、代替え便や乗り継ぎ便の調整もしてくれます。
LCCの場合は、機材トラブルなど航空会社側の理由による欠航や遅延の場合でも、他社の振り替え便やホテルや街までの交通手段などの手配をしてくれることはまずありません。
基本的に、返金か自社の後続便への振り替え対応のみとなっています。

ルート変更・日程変更も可能

出発後にルートや日程の変更をしたくなったとしても変更可能です。
日程変更は無料、ルート変更は1万円程度で可能となっています。

日本の代理店に相談しながら購入できる

世界一周堂さんは世界一周航空券のプロフェッショナルとして、ルートの相談や世界一周スクールとかもされていて、初めて世界一周に行く!という方でも安心して色々と相談できる代理店です。
LCCを乗り継ぐ場合、旅の道中でネットで英語サイトからチケットを購入なんてことも多いので、日本の代理店に日本語で相談しながら購入できるという安心感は大きいです。

入出国の審査や手続きが楽

基本的にルール上はどの国でも、入国審査の条件に出国するための航空券の提示を求めることになっています。
ですが、まあだいたいの国は日本国のパスポート所持者に対してそこまでしません。

ただ、国やその時の情勢によっては、日本人でも出国用の航空券の提示を求められる場合もあります。

たとえば、イギリスの入国審査はちょっと厳しくて、日本人でも帰りの航空券の提示を求められる場合があります。

僕もパリからロンドンに行くユーロスターに乗る前のイギリスの入国審査で、イギリスを出る航空券の提示を求められ、持っていなかったので別室行きになり、けっこうな時間をロスしました。
結果的に手持ちのクレジットカードやキャッシュカードやらを全部出して、「金はあるんや!」と言ったら、「次からは絶対、帰りの航空券も準備してくるんだぞ!」と言われ、入国を許されました^^;

世界一周航空券の場合、日本出国から帰国までの全旅程の航空券を全部持っていることになるので、このような煩わしさはなく、快適に入出国できると思います。

マイルが貯まる

同じアライアンスの航空会社に乗ることになるので、マイルを貯めやすいです。

世界一周航空券のデメリット

出発前にすべての旅程を決めないといけない。

なんといってもこれです。
いくら日程の変更は無料でできるといっても、すべての旅程があらかじめ決まっている旅ってのもなかなか窮屈ですし、旅の途中で行きたい場所や国が増えても世界一周航空券がもったいないから無理・・・なんてことにも成りかねません。
ルート変更するには1万円ほどの手数料もかかりますし。。。

出発前からルートを決めるってのもなかなか大変です。
僕はこのルート決めが面倒くさくなって、「もういいや!とりあえず行ってみて、途中で考えよ。」って感じで出発しちゃいました^^;

陸路での移動が制限される。

実は世界一周航空券は、陸路で移動した分も飛行機に乗ったとカウントされてしまうルールがあります。
どういうことかというと、たとえば、フィリピンからシンガポール、マレーシアを経由して、タイへ移動するルートを組みたいとします。
で、シンガポールからバンコクまでをマレー鉄道に乗りたいなと思い、シンガポールからバンコクまでを鉄道で陸路移動したとします。

ルート的には、

フィリピン(マニラ)⇒ 空路 ⇒ シンガポール ⇒ 陸路 ⇒ マレーシア ⇒ 陸路 ⇒ バンコク

こんな感じ。

この間、実際に飛行機に乗るのは、マニラからシンガポール間だけですが、世界一周航空券を使うと、シンガポールからバンコクまでの陸路移動の間も空路移動したと見なされ、世界一周航空券の搭乗制限回数にカウントされてしまいます。

これがたとえば、

バンコク ⇒ 空路 ⇒ デリー ⇒ 陸路 ⇒ アゴラ ⇒ 陸路 ⇒ バラナシ ⇒ 陸路 ⇒ デリー ⇒ 空路 ⇒ ドバイ

って感じで、途中で陸路を挟んでも、到着した空港に戻ってきて再び同じ空港から飛べばカウントはされません。

ですので、途中で陸路移動を挟みたい場合、注意してルートを組み必要があります。

有効期間が最長で1年間

世界一周の期間を1年以内で考えている方なら問題ありませんが、特に期間を決めてない人、1年以上で考えている人にとっては世界一周航空券は最長で1年間しか使えませんので、選択肢からは外れるかと思います。

LCC・バス・鉄道とか乗り継いでいくメリット

旅の途中でルートを決めながら自由に移動できる。

事前に細かくルートを決めなくてもいいので、出発してから現地の人に聞いたり、同じような旅人に聞いたりしながら、行きたい場所に気ままに移動していけます。
途中で行きたい場所が増えても、自由に行くことができるので、「旅してる感」を味わいやすいと言えます。

陸路・海路を増やすことで安く移動でき、現地の空気にも触れやすい。

やはり飛行機よりも、電車・バス・船での移動の方が料金が安く済むことが多いです。
また、タクシーで空港へ行き、空港から空港へ飛行機で飛ぶ移動よりも、陸路や海路での移動の方が現地の人とのふれあいや同じような旅人との出会いなど、その国や街の空気に触れやすいです。

1年以上の長期の旅行もOK

世界一周航空券は最長で1年間という制限がありますが、その都度、チケットを買っていくスタイルだと期間の縛りは一切ありません。
お金と時間が許す限り、ずっと旅を続けることも可能です。

逆にいうと、いつでも辞めることもできます。
万が一、旅行中に帰国しないといけなくなったら世界一周航空券は無駄になってしまいますが、その都度、購入してくスタイルならいつでも好きなときに再開できます。

LCC・バス・鉄道とか乗り継いでいくデメリット

LCC・バス・鉄道など移動手段の情報収集や購入手続きが手間

事前に決めず・購入せずに行くということは、すべて現地で情報収集しながら、チケットを購入するということになります。
LCCがどこからどこへ飛んでいるかの情報収集だったり、あの街へ行くためのバスや鉄道はどこから出てて、どこでチケットが買えるのか?などを調べるにもけっこう手間がかかります。
また、情報収集やチケットの購入のためにはネット環境が必須です。

長距離の大陸間移動などを考えると割高になる場合もある

LCCが飛んでいないルートなどもあるので、LCCが飛んでいないルートを行きたい場合、普通の航空会社を利用することになり、けっこう高くつく場合があります。
特に長距離の大陸間移動なんかだとLCCも限られてくるので、事前の情報収集が必須です。

マイルは貯まらない

その都度、その都度で色々なアライアンスの航空会社を利用することになり、あっちに数マイル、こっちに数マイルって感じでマイルが貯まったとしてもばらけてしまい上手にマイルを貯めることはできません。

空港での出入国審査や航空会社のカウンターでつまずく場合もある

LCCを利用する場合、基本的に片道チケットで飛行機に乗ることになりますが、片道チケットの場合、出発する空港のチケットカウンターで足止めされる場合があります。
飛行機で現地に着いてから万が一、入国拒否された場合、その人を乗せてきた航空会社が送り返すということになっています。
ですので、航空会社には入国拒否されるかもしれない人を飛行機に乗せたくないという心理があります。

前に書いたように、形式上はどの国も入国の条件に往復の航空券を持っていること。と書いてあります。
なので航空会社の担当者によっては、「この人、片道チケットだけど無事に入国できるかな?」という感じで、上司に相談したりし始めてちょっと時間を取られたりすることもあります。
まあ、たいていの場合、ちょっと時間を取られても「日本人だから大丈夫!」って感じに落ち着くんですが、なかには、「もし入国拒否されても自費で帰りのチケットを買います。」と一筆書かされたりした人もいるようです。

そんなわけで空港には余裕を持って行った方が無難です。

で、どっちがいいの?

こうやってメリット・デメリットを比べてみると、

世界一周航空券

事前に帰国までのルートを決めて、航空券を買っているという安心感があり、予定通り、旅をすすめていきたい人におすすめです。
いついつまでには必ず旅を終えて日本に帰らないといけないとか、行きたい国や街だけをピンポイントで訪れればいいと言う方など。

反対に、不意な予定変更には、手間や出費がかかるので、自由気ままなスタイルの旅には向いていません。

LCC・バス・電車などを乗り継ぎ

ある程度、おおざっぱなルートだけ決めておき、後は行ってみて決めながら、自由気ままに移動していくというスタイルの方におすすめです。
自由な分、自分で移動手段の情報収集やチケット購入などをする必要があり、その分、手間もかかります。

こんな感じで、どっちがお得というよりも、それぞれの旅のスタイルで選べぶのがいいのかなと思います。

まとめ

ちなみに僕は、世界一周航空券を使わずに、ある程度、行きたい国とか観光地だけを決めておいて、あとは行ってから移動手段を探すって感じで行きました。
結果的に、LCCだけじゃなくて普通の大手航空会社もけっこう使う羽目になったので(行きたいルートをLCCが飛んでなかった。)、世界一周航空券を使うよりも移動費はけっこう高くついたと思います。

LCCを活用して、自由気ままなスタイルの旅をしながらもコストも安く済ませたいという方は、事前に世界のLCCのルートを調べておいて、LCCが飛んでいるルートをベースにルートを決めると安く済むかもしれません。
ただまあ、そこまで事前に調べて行くなら、世界一周航空券の方がいいんじゃね?って感じもするし、なかなかどっちがいい!というのは難しいですね^^;

僕のオススメは、LCC・バス・電車などを乗り継ぎですね。
やっぱり次にどこに行くか決めたり、道中で移動手段を調べたり、チケットを買ったりと色々と大変ですが、そういう過程もやっぱり楽しかったりするし、世界一周航空券のように事前にルートと日程とかがかちっと決まっていると、パッケージツアーみたいでちょっと楽しみが半減してしまう気がします。

まあたぶん、一番賢いのは、長距離の大陸間移動とか、イースター島とか世界一周航空券の安さが活かされる場面は世界一周航空券を使って、あとは自由なスタイルでLCCとかバスとか使って行くっていう感じで、全部組み合わせるのがいいんだろうなあって思います。
僕は世界一周航空券を使ったことないので、実際、そういう使い方ができるのかは知りませんが^^;

では、そんな感じで!

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