先日、セルフデザインホールディングスの古澤さんが行われた『アフィリエイターのための人生設計セミナー』のDVDを見ました。
アフィリエイターは、「ベンチャー立ち上げて世界を変えてやる！」とか」「起業して成功して大金持ちになって六本木ヒルズに住んでやる！」とかいった感じのギラギラした野心を持って始める人って少ないと思います。
始めるにあたって大きな資金も必要なく、資格や経験がなくとも誰でも小さく始めることができるビジネスなため、サラリーマンや主婦の方がもうちょっとお小遣いを増やしたいといった軽い動機で副業で始めたり、こんなクソみたいな生活から抜け出してもっと自由に自分の好きなことをやって生きていきたいといった感じの動機から始める人が多いです。
僕自身そうで、新卒での就職を逃して、ワープア生活を送っているときに、こんな生活から抜け出し、自分の好きなことをやって自由に生きる方法はないのか？と色々と模索していたときにアフィリエイトを見つけ、なんとか四苦八苦しながらも、西宮のそこそこいいマンション（賃貸）で、嫁と2人（もうすぐ3人になる！）で暮らし、自宅でのんびりと仕事しながら、そこそこ自由で豊かな生活を得られるくらいにはなりました。
ですが、それなりにアフィリエイトで稼げるようになって自由な生活を手に入れると、次に、出てくる悩みがあります。
それは、
このまま小規模ながらも自由に生きるスタイルを維持していくのか。
それとも、
社員を雇い、会社組織を大きくしていき、自分がいなくても回る組織を構築していくのか。
という今後の自分の人生どうしていくのか？という課題も含めた大きな問題です。
アフィリエイターの人生設計を決める大きな２つのスタイル
小規模ながらも自由に生きるスタイル
個人事業か法人化しているかは関係なく、自分が中心プレイヤーとなり仕事に従事しているスタイルです。
自分自身は経営者というよりも職人です。
内勤スタッフを雇ったとしても約5名以内。
クラウドワークスやランサーズなどのクラウドソーシングを活用し、自分にないようなスキルを持った外注さんとチームを結成することで、内勤スタッフを必ずしも雇う必要もありません。
このスタイルの一番大きなメリットは、時間とお金の自由です。
何時に寝て何時に起きてもいいし、毎日出社する必要もありません。（内勤スタッフがいるとそうもいかないでしょうが。）
今日は面倒だからとか急な用事が入ったから仕事はしないでおこうとか、仕事のスケジュールは常に自分次第です。
お金の使い道も自由です。キャバクラに行こうがバイクを買おうが、自分で稼いだお金なんだから使い道も自分次第です。（結婚している場合はそうもいかないでしょうが。）
反面、
何事も自分次第なので、無駄な浪費、自堕落な生活など時間とお金の使い道を誤ると、その結果は収入減という形ですべて自分に跳ね返ってきます。
また、自分が病気やけがなどで、仕事ができなくなっても同様です。
さらに、
社会から認められていない？つながっていないんじゃないか？という孤独感。
この先も、収入を維持していけるのか分からない不安。
自分のやっていることは社会の役に立っているのか？という不毛感。
甘い儲け話や投資話からの誘惑。
安定した豊かな暮らしを手に入れたことからくる燃え尽き症候群。
など、何事も自分次第だからこそ、これら多くの悩みに自分一人で立ち向かう必要があります。
社員を雇い、会社組織を大きくしていき、自分がいなくても回る組織を構築していく
これまで一人で気楽にやっていたスタイルを捨て、組織化を目指していくスタイルです。
これまでの自由な生活を捨てることになるので、多大なストレスを伴います。
社員の目があるので、社長が自由に会社のお金を浪費するわけにはいかず、どれだけ会社が儲かっても自分が自由に使えるお金は減ります。
毎日、きちんと出社しないといけないので、これまでのように好きな時に仕事して、好きなときに遊ぶなんてこともできなくなります。
家賃や人件費などの固定費が増える割に、雇った人間のパフォーマンスも最初は低いので、会社の収益は落ちます。
さらに、多くの人間と一緒に働くことになるので、人間関係のストレスも増えます。
自由な生活を捨て、人間関係のストレスも抱えながらも組織化するメリットは何なのかというと、
自分一人ではなし得なかった知恵の輪が増え、出来る事が増える。
自分が病気やけがなどで倒れてしまっても、会社が回るという安心感を得ることができる。
最初、会社の収益は落ちるが、その後、人が育ってくると、自分一人でやっていたときを上回る伸びを見せる時期が来る。（古澤さんによると約3年はかかる。）
社会的な信用は一人ビジネスをやっているときよりも格段に上がる。
そして、人としての器は格段に大きくなる。
両方を経験しているからこそ出てくる具体的なアドバイス
古澤さんは、元アフィリエイターで、勤めていた会社をリストラされた後、アパートの一室でアフィリエイトをはじめます。
その後、わずか1年で年商1億円を達成し、このまま気楽な生活で1億円を稼ぐ生活をするか、組織を作って仲間を作るか、悩んだと言います。
古澤さんは、組織化する道を選びますが、一人ビジネスも経験し、その後、組織化にも成功したという経験を持っているからこそ、一人でやっていくスタイル・組織化するスタイル、両方のメリット・デメリットをしっかり分析し、それぞれの道を選ぶ場合、こういう事に気をつけろ！というポイントを力説していきます。
個人でやっていく場合、
自分の心の闇とどう向き合うか
作業の時間配分
長期目標と短期目標
人に任せる仕事と自分でやる仕事を振り分ける
資産をどう貯めるか、どう使うか
組織化を目指す場合、
どういう人を採用すべきか
どうやって人を育てるか
どういう仕事を任せるべきか、任せるべきでないか
会社を成長させていくには？
などのポイントを、ご自身の経験も踏まえながら、超具体的に力説されます。
どちらの道を選ぶのかは結局、自分次第だし、性格やこれまでの人生経験によっての向き不向きもある。
どちらの道を選んだとしても重要なことは一緒であり、大事なことは、自分の未来に責任を持つことであり、未来への意志である。とハワードシュルツ
有料セミナーなので、あまり具体的に中身を説明することはしませんが、
（必ずしもアフィリエイトじゃなくても）スモールビジネスのままいくか、組織を大きくしていくべきか悩んでいる。
という方にはぜひ見て損はないセミナーだと思います。
アフィリエイターのための人生設計セミナー ～組織を大きくするべきか？ 自由に生きるべきか？
2014/5/27時点だと、まだDVDの購入はできるようですが、いつまで購入できるのかは分かりません。
さいごに
僕自身、現在は、自宅で仕事をして一人で自由に働くスタイルでやっています。
組織化ということも考えたこともありましたが、人を雇ったとしてもパート・アルバイト含んで5人以内くらいで、少数精鋭で効率よく稼ぐスタイルがいいかなと思っています。
できれば、育児などで外に働きに出られない主婦の方に在宅勤務で働いてもらって、喜んでもらえるような仕組みも構築したい。
将来的には海外移住や田舎暮らしなんかにも興味があるので、フットワークが軽いままでいたいというのもあります。
それに、妻が妊娠中でもうすぐ初めての子供が生まれます。
個人で自由なスタイルで生きるスタイルの場合、子育てにも積極的に参加できるのも大きなメリットだと思います。
そのために、
- しっかりと短期目標と長期目標を決めて、自分の人生を自分でデザインする。
- 日々の仕事でやっていることを棚卸しし、人に任せる仕事と自分でやることを仕分ける。
- 不安やプレッシャー、サボりたい気持ち、孤独感など自分の心の闇と向き合うために良書をよく読む。
- お金の使い方・貯め方を学ぶ。
- googleのアップデートや広告主のきまぐれなど、ちょっとやそっとの外部要因でこけないような強いサイト・ビジネスモデルを構築する。
以上のことを実践していきたいと思います。
『強い者が生き残ったわけではない。賢い者が生き残ったわけでもない。変化に対応した者が生き残ったのだ。』
上記は、ダーウィンの進化論に書かれていると言われている一節です。
実際にダーウィンの著書にそのフレーズが書かれていたかどうかは怪しいらしく、後付けの可能性もあるそうですが、この言葉自体が言っていることは事実だと思います。
特にネット業界は非常に変化が激しいです。
僕自身、アフィリエイトをはじめた頃にやっていたことや作っていたサイトと、いま現在、やっていること、作っているサイトはまったく違います。
（逆に、ずっと稼ぎ続けてくれているサイトもありますが。）
今後、ずっと生き残っていくために、自分の能力を磨き続け、変化に対応できるようにしていきたいと思います。
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