やられました(T^T)
どうもおかしいと思ってたんですよ・・・。
Yahoo!プロモーション広告で虫眼鏡スパム業者による不正クリックが多発している模様です。
もしかしたら今頃気づいたのかよ!って方もいるかもですが、まだ気づいていない方もいるかもしれないので注意喚起のために取り急ぎ記事にします。
僕はPPCでアフィリエイトサイトへ集客しているわけなんですが、先月のゴールデンウィークの前当たりからPPC広告のクリック率が異常に高くなってきてたんですね。
でもって、アフィリエイト広告のクリック率もめっちゃ高くなってました。
それなのに、成約率はめっちゃ下がっていて、普段は2ケタ台のCVRはあるのですが、1桁台のCVRになってしまってました。
最初は「ゴールデンウィークだからかな~?」「みんなスマホで検索だけはするけど、なかなか成約まではしないのかな~?」と呑気に構えておりました。
ところが、ゴールデンウィークが終わっても一向に数字が戻りません。
これはちょっとヤバイかも?と思い、重い腰を上げて確認してみることにしたら、記事タイトルに書いた『虫眼鏡スパム業者による不正クリック』を発見してしまったわけです。
そもそも虫眼鏡スパムってなんだ?
Yahoo!で検索したときに、出てくる関連ワードのことを虫眼鏡ワードとも呼びます。
下図は「クレジットカード」で検索した際のYahoo!の検索結果ですが、赤枠で囲っているキーワードのように検索キーワードの関連検索ワードとして出てくるキーワードのことです。
左横に虫眼鏡マークが出ていることから虫眼鏡ワードともいうのですね。
本来、ここに出てくる関連キーワードは、クレジットカードと検索した人が検索結果を絞り込むために、次によく検索されるキーワードであったりします。
「関連検索ワード」とは、Yahoo!検索の利用者が入力したキーワードと組み合わせて検索されるキーワードや、関連性の高いキーワードを機械的に収集し、検索回数の多いものを自動的に表示することで、再検索を補助する機能です。Yahoo!検索ヘルプ?-?「関連検索ワード」とは
一応、ヤフーとしてはユーザーの利便性を高めるために表示している機能なわけですが、検索回数の多いキーワードの関連検索キーワードに表示されると莫大なアクセス数を稼げることから、ヤフーからの集客をしている様々な業者によってあの手この手で利用されているという現状があるわけです。
たとえば、僕が『登山グッズ店ふく丼』というネットショップを運営していたとします。
そのときにSEOを駆使して「登山グッズ」というキーワードでヤフーの上位に表示することができれば、ものすごい集客ができますが、競争が激しいためなかなか難しいわけです。
そんなときに「登山グッズ」の関連検索ワードとして、「登山グッズ ふく丼」というキーワードを表示させることができれば、登山グッズというキーワードでわざわざ上位表示させなくても、集客に成功するわけですね。
ヤフーとしては、このように意図的に虫眼鏡ワードを表示させることを禁止していますが、意図的にここに御社の好きなキーワードを出してあげまっせ~。というスパム業者が存在するわけです。
詳しい仕組みは知りませんが、人海戦術で世界中から同じキーワード(例:「登山グッズ ふく丼」)でヤフーで検索するわけです。
虫眼鏡スパム業者によるPPC広告の不正クリック
一応、ヤフーもそのようなスパム行為を見逃しているわけではなく、色々な手段で発見しては無効化しているようなのですが、イタチごっこなのが現状です。
で、恐らく、それらのヤフーからのチェックを免れるために、関連ワードとして表示したいキーワードで検索した際に、検索結果に出てきたサイトにちゃんと訪問していると思われます。
※サイトを訪問せずに検索を繰り返すだけだと、ヤフーに虫眼鏡スパム業者による検索だとばれるから。
その際に、リスティング出稿サイトへもガンガンにクリックして訪問しているようです。
こちらの記事を読んで、私のPPCのクリック率やら成約率やらがおかしくなってるのってもしかしてこれが原因では思い、調査してみたら、結果は真っ黒だったというわけです。
30万以上の損害・・・
調査のために、PPCの検索クエリレポートを見てみたら、出るわ出るわ、アフィリエイトサイトのサイト名だと思われる同じキーワードの検索の嵐。
一応、ヤフーのシステムの方で数千の不正クリックを検知してくれてはいたようですが、ざっと計算してみた感じ、ヤフーの検知を免れている不正クリックだけでも30万円以上の損失が出ている模様です。
パッキャオvsメイウェザーの記事で得た臨時ボーナスが飛んでいきました・・・。
その虫眼鏡スパムをしているキーワードで検索してみたら、あっさりとスパム業者に依頼したと思われるサイトが出てきました。
今回はアフィリエイトサイトだったので、こういうのってASPに連絡して、こういうアフィリエイターを業界から締め出してもらうとかできないものなんですかね?
まあ、PPCを出しているのに、検索クエリも見ずに放置していた私も悪いですが、これひどくないすか・・・。
ていうか、ご丁寧にアフィリエイトリンクまでクリックしてんじゃないよ!原因特定がややこしくなるだろ!って感じです・・・。
そんなわけでとりあえず、今はそのキーワードを除外ワードに設定して様子見中です。
PPCに出稿している方、これからPPCやってみようかなと思っている方、こういうケースもあるので注意してくださいな(´Д`)
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