これはトランク1台で世界を飛び回りながら仕事をしているクリエイター「高城剛」さんの言葉です。
環境の変化が五感を敏感にする
これは「旅をして広い世界を見て見識を広げよ」という類の話ではないです。もっと物理的な話というか「移動を繰り返すことで五感に刺激を与えよ」的な話だと思います。
人間って毎日同じ環境に身を置いているとそれに慣れてしまってマンネリ化してきます。
だって新しい刺激がないから。
目新しい刺激がない日々を毎日過ごしていると安定して安心はするけれど、マンネリ化してきて『鈍感』になっていきます。
逆に、移動をして今までとまったく違う環境にどんどん身を置いていくと、日々、新しい刺激が五感から入って感覚が鋭敏になります。
進学や転勤などで新しい街に引越した経験がある方ならちょっと分かるんじゃないでしょうか?
引越した当初はちょっと街歩きをしてみて、「こんなところにおしゃれなカフェがある。」とか街の中にも色々な発見があって楽しいですし、刺激を受けます。
でも、住んでみて1~2年もすれば毎日同じ風景に慣れてきてそんなに新しい刺激もなくなりますよね。
同じ日本でさえ新しい街へ行くと新鮮な感じがするのだから、日本とまったく違うような海外へ行くと、その傾向はさらに顕著になります。
そのような毎日の新鮮な刺激が脳を活発にして、アウトプットの質と量を高めるんですね。
脳も筋肉と同じで刺激を与えないと劣化していく
科学的な根拠があるかは知りませんが、脳も筋肉と同じで適切な刺激を与えて日々トレーニングしてあげないと劣化していくと思うんですね。
筋肉にとっての筋トレが、脳にとっては新しい刺激だと思うわけです。
同じ場所に定住してあまり移動しない人でも五感を敏感にして日々新しい刺激を得られる人もいるかもしれませんが、僕らのような一般人が手っ取り早く刺激を受けるには「移動」することです。
移動というのは何も新しい街に引っ越すというような大げさなことじゃなくても、国内でも海外でもいいので旅に出るということです。
「最近マンネリだな~。ダレるなあ~。」という方は少し軽い気持ちで旅行に出かけてみてはいかがでしょうか?
心身ともにいいリフレッシュになると思います。
「もっと刺激を受けたいんや!」という方は思い切って新しい国や街に移住してしまうのもいいですね!
僕も今月末で高松に引っ越します。
まとめ
こういう話を聞くと「でもそれって高城剛さんのようなクリエイティブな仕事をしている人の話でしょ。」と思う方もいるかもしれませんが、これからの時代、クリエイティブな仕事をしている人だけでなく、誰でも自分の人生をもっと豊かなものにするために、生活のなかに「意図的に移動を組み込む」ことが重要になるのではないかと考えています。
本を読んだり、人と話したり、旅にでて未知の風景に出会ったり、そのような新しい刺激が五感に刺激を与え、脳を活性化し、アウトプットの質と量を高め、結果的に人としての器を大きくしてくれるのではないかと思うわけです。
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