最近、学資保険の代わりとして、低解約返戻金型保険が人気のようです。
ほけんの窓口に代表されるような無料で色々な保険の相談ができる所に、学資保険の相談に行くと、だいたい、アリコやあいおい生命の低解約返戻金型終身保険を提案されるようです。
たしかに、学資保険と低解約返戻金型終身保険を比較すると、低解約返戻金型終身保険にはメリットが多いです。
ですが、低解約返戻金保険には、終身保険と定期保険があり、どっちの方がいいのかな?と思ったのでまとめてみました。
低解約返戻金保険の終身と定期ってどう違うの?
終身とは、文字通り保証が一生涯続くタイプの保険で、定期とは、ある一定の期間を保証する保険です。
ですので、定期の場合、保証のある期間中に死んで保険金を受け取るか、解約して解約返戻金を受け取るかをしないと掛け捨てで終わります。
低解約返戻金型定期保険のメリット・デメリット
メリット
解約返戻金は、終身と比較すると高い。(=返戻率が高い。)
デメリット
返戻率は一定の期間を過ぎると、徐々に下がっていき、返戻金は0円になるので、うっかり解約し忘れると返戻金がもらえなくなる。
保険料払込免除の特約等はないので、病気やけがで働けなくなっても、払込を続けなくてはならない。
インフレリスク(将来的にインフレになり金利が上昇しても金利が固定のため恩恵を受けられない。)
途中で解約すると大きく元本割れする。(60~70%程度)
低解約返戻金型終身保険のメリット・デメリット
メリット
3大疾病の際に払い込み免除となる終身保険があるので(あいおい生命など)、万が一、病気で保険料の支払いができなくなるリスクに備えることができる。
金利変動タイプもあるので(あいおい生命など)、将来的なインフレリスクに備えることができる。
返戻率は年数が経つほど増えていく。
デメリット
定期と比較すると、解約返戻金は低くなる。(=返戻率が低い。)
途中で解約すると大きく元本割れする。(60~70%程度)
まとめ
定期保険の方は、払えなくなるリスクとかインフレリスクとか、けっこうリスクが高い印象です。
ただし、その分、返戻率が高くなっているので、ハイリスクハイリターンという感じでしょうか。
終身保険の場合は、払込免除や金利変動タイプがあったりして、ある程度リスクを減らすことができていると思います。
ただし、終身保険でも金利固定タイプもあって、商品によるので、商品選びは重要ですね。
定期よりもリスクが減る分、返戻率が低くなっていますね。
リスクを承知で、できるだけ効率よく教育資金を貯めたい・増やしたいという場合には、定期タイプ。
できるだけローリスクながらも、効率よく貯めたい・増やしたいという場合は、終身タイプといった感じでしょうか。
どちらにしても、低解約返戻金型の場合は、終身でも定期でも、中途解約の場合は大きく元本割れするので、長い払込期間の間、解約せずに絶対に払いきる!という強い決意が必要ですね・・・^^;
ソニー生命などかなり返戻率が高い学資保険もあるので、低解約タイプと学資保険の比較も必要そうです。
ちょっと調べれば調べるほど、ややこしくなってきてしまいました。。。
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