これからPPCアフィリに挑戦してみようかな？という初心者の方向けの小ネタです。
まあタイトル通りなんですけど、PPCアフィリやる場合、キャッシュフローと承認率って超大事だよというお話です。
PPCアフィリのキャッシュフロー
広告主の承認サイクル・ASPの支払いサイト
アフィリエイト広告の売上の入金サイトってけっこう遅くて、ASPにもよりますがだいたい売上確定月の翌々月の15日とかが多いです。
注意点は確定月ってところ。
たとえば、4/20に売上が発生して、確定したのが5/10だった場合、実際に銀行口座に振り込みされるのは7/15ということになります。
で、4/20に発生した報酬が5/10に確定してくれるなんてまだ良い方で、承認作業が遅い広告主だといつまで経っても承認してくれず、確定するのが6月とか7月を超えてくる場合もあります。
特にエステとかの来店ベースが承認基準の場合、お客さんが実際に来店しないと承認されないので、確定日は遅くなりがち。
そうなってくると、4/20に発生した売上が6月に承認されたとすると、実際の入金日は8/15ってことになります。
ですが、リスティング広告費は4/20の時点で使っているわけで、クレジットカードで支払いをして支払日を少し先延ばしできたとしても、ASPからの入金日がクレジットカードの引き落とし日に間に合わないなんてケースも多々あるわけです。
なので、PPCでがっつり広告費を回す場合、自己資金でも融資でもいいですが、最初の数ヶ月分のタネ銭を準備する必要があります。
また、最低でも毎月1回、できれば2回は承認作業を早め早めにやってくれる広告主を選ぶことと、できるだけ支払いサイトの早いASPを選ぶことが大事です。
たとえばafb（アフィB）なんかは確定月の翌月の月末払いなので、一般的な翌々月15日のASPよりも約2週間ほど支払いが早くなります。
たかが2週間と侮ってはいけません。
PPCアフィリに限らずビジネスをやるにあたって、売掛金の入金は1日でも早く、買掛金の支払いは1日でも遅くして、キャッシュフローを良くするのが鉄則です。
クレジットカードの締め日と引き落とし日にも注意
PPC費用に使うクレジットカードの締め日と引き落とし日にも注意が必要です。
私はいままでプロパーのアメックスビジネスゴールドをPPC広告費の支払いに使っていたのですが、先日、JALマイルが一番よく貯まるというセゾンプラチナアメックスに切り替えました。
アメックスビジネスゴールドのときは、4月の売上が6月15日に入金し、4月に使った広告費が6月20日頃に引落しされるという、ちょうどいい感じにキャッシュフローが回っていました。
ですが、セゾンプラチナアメックスに変えると引き落とし日が毎月4日になってしまい、15日の入金に間に合わないことになってしまいました。
つまり、今までは4月の売上で4月の広告費を支払いできていたのが、今後は3月の売上で4月分の広告費を支払い、4月の売上で5月分の広告費を支払うという形になり、1ヶ月分ずれ込んでしまうこととなりました。
これはマイルを貯めるという安易な理由でメインカードを切り替えたためにキャッシュフローが悪化した駄目な例です＾＾；
ヤフープロモーション広告からクレジットカード会社への請求は翌月1日だったので、セゾンプラチナアメックスでもずれ込まずに済みました。
承認率のワナに気をつける
アフィリエイト広告の売上は売上が発生しただけでは確定となりません。
その後、広告主によって、いたずらなどの申し込みではないかの確認作業が入り、ちゃんとした成果だと承認され、ようやく確定売上となります。
この発生した売上を広告主が承認する確率を承認率といい、PPCアフィリをやる上では超大事なポイントとなります。
たとえば、単価5,000円の広告を10件獲得でき、売上50,000円発生したとします。
このときにかかった広告費が30,000円だったとすると、差引20,000円の黒字だ、わ～い。ではありません。
この案件の承認率が50%だったとすると、実際の確定売上は25,000円となり、逆に5,000円の赤字です。
承認率は広告主が定める成果地点によって大きく異なり、無料申し込み時点で承認ならいたずらや申し込み不備などがない限り承認されるので90%以上はあります。
逆に申し込み後にお客さんがなんらかのアクションをしないと承認されない案件だと承認率は落ちます。
たとえばエステの案件などで、無料体験申し込み後に実際に来店したら承認などですね。
集客キーワードやコンテンツ、案件の内容によっても大きく変わってきますが、来店ベースだとだいたい20%～60%くらいになるんじゃないでしょうか。
このような承認率を計算に入れた上で広告費を投入しないと、終わってみれば大赤字！なんて事態にもなりかねません。
余談ですが、この承認するかしないかっていうのは完全なブラックボックスでアフィリエイターには一切開示してくれません。
なので悪質な会社だったりすると本来なら承認すべき売上を故意に非承認にするという行為を行う場合もあるかもしれません。
（※実際のところは分かりません。）
ASPと広告主が結託して売上をちょろまかしてるんじゃないのか！って思う方もいるかもしれませんが、基本的にASPはアフィリエイターの味方ですので大いに頼りましょう。
なぜかというと、広告主がアフィリエイターに支払う成果報酬の約25～30%程度の金額がASPの取り分となるからです。
たとえば、ざっくり言うとアフィリエイターが100万円儲かったとき、ASPは30万儲かり、広告主は130万円支払っているわけです。（その他に月額基本料などもあります。）
参考）料金のご案内 | アフィリエイト広告出稿 | バリューコマース
ですので、ASPがアフィリエイターの報酬をちょろまかすメリットは何もありません。
ASPにとってみればアフィリエイターの報酬を上げることが自社の利益につながるわけです。
なので、「めぼしい案件を見つけてこの案件に取り組んでみようかな？」という段階か、もしくは「数件獲得できたのでどかんと広告費を投入して獲得しに行こうか。」という段階で、ASPに問い合わせて必ず承認率については確認した方がいいです。
もちろん、ASPにとっての『お客様』はアフィリエイターではなく、お金を払ってくれる広告主なので、ASPに問い合わせるときは、お客様としてではなく、格上の大企業の取引先に接するような丁寧な態度で接しましょう＾＾；
その他、アフィリエイトの一般的な案件の選び方のポイントについては下記の記事を参考にしてください。
ではでは、頑張っていきましょ～！
コメント