2014年末に導入されたGoogleのベニスアップデートによって、いまいる地域・場所などによって検索結果がカスタマイズされるようになりました。
たとえば、渋谷にいるといきに「ラーメン」と検索すると、渋谷のラーメン屋の情報等が検索結果に出てきますが、札幌にいるときには札幌のラーメン屋さんが出てくるといった具合ですね。
これ、ユーザーにとっては便利だし、地域密着の商売をしている方にはいいんですが、全国展開で商売を展開している場合とか、全国対応のマッチングサイトとかポータルサイトとか運営しているメディア運営者はSEOにちょっと注意する必要がありますね。
「脱毛 大阪」とかの地域ワードを攻めているアフィリエイターももちろん要注意ですね。
たとえば、自分が渋谷にいて検索順位を確認すると、自社サイトがちゃんと上位表示できているなと思っても、もしかしたら札幌のユーザーには上位表示されていない可能性があったりするわけですね。
そんなわけで今回は、ベニスアップデート後のGoogleにおいて、指定した場所の検索順位をチェックする方法をまとめておきたいと思います。
Googleで検索する際に位置情報を手動で指定する
ちょいと面倒ですが、手動で設定を変えることで任意の場所の検索結果をGoogleで表示させることが可能です。
https://www.google.co.jp/のトップページ右下にある「設定」をクリック
「検索設定」をクリック
検索の設定画面の左メニューの「場所」をクリック
チェックしたい任意の場所を入力して保存
保存をクリックすると「検索設定を保存しました」というメッセージウィンドウが出て、OKを押すとGoogleのトップページになります。
以降、検索結果は指定した場所にカスタマイズされた検索結果となります。
検索結果を確認してみる
試しに検索設定の場所を「渋谷」に設定した状態で、ラーメンと検索してみると渋谷のラーメンの情報が出てきましたね。
フッターを確認してみると、どの地域にカスタマイズしているかの表示もあります。
ツール『地域別検索順位チェックツールβ版』を利用する
世の中には便利なツールを開発してくれる人がいます。
ありがたく利用させていただきましょう^^
使い方は簡単で、「チェックしたいキーワード」、「チェックしたいサイトのURL」、「PCかスマホかのデバイス」、「チェックしたい場所」を設定してボタンを押すだけで、任意の場所の検索結果の順位を表示してくれます。
番外:GRCでの順位チェックもデフォルトだと地域カスタマイズが反映されるので注意
順位チェックツールのGRCを利用している方も多いと思いますが、GRCの順位チェックも、デフォルト設定のままだとGRCを利用しているPCの場所によってカスタマイズされた検索順位となります。
GRCは、GRCを利用しているPCから直接検索エンジンにアクセスしています。 GoogleなどはIPアドレスから地域を自動判定しており、GRCもその影響を受けます(注: 下記のオプション機能が無効の場合)。 つまりGRCは、GRCを利用しているその地域における検索結果から検索順位を取得いたしますので、 ブラウザでの検索で、検索している地域によって検索結果が変化するような検索語では、 GRCによって得られる検索順位も、順位チェックを行う地域によって結果が変化することになります。検索順位チェックツールGRC よくあるご質問
これを回避するにはGRCの設定で「地域の自動検出を回避する」という項目があるので、そちらにチェックを入れると地域カスタマイズされていない順位を取得することができます。
「検索設定」> 「Googleプレイスと地域」をクリック
「地域の自動検出を回避する」にチェック
まとめ
いまのところ手動で確認するにしても、ツールを使うにしても、地域ごとに1件ずつ検索結果をチェックするしか方法はなさそうです。
できれば、地域毎の検索順位とランクインページを一覧でずらっと表示してくれる方法とかツールがあるとよかったんですが、私が探した限りでは見つかりませんでした。
なので、チェックしたい地域が数個ならまだしも、全国展開のメディアや店舗等の場合は順位チェックがなかなか大変ですね。
以上、ベニスアップデート後のGoogleで、指定した場所での検索順位をチェックする方法でした。
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