アップルが自動車用iOS『CarPlay』を発表!iPhoneやカーナビをSiriの音声認識で楽々操作!

米アップルが、自動車用のiOS『CarPlay』を正式発表し、ゼネラル・モーターズ(GM)、メルセデス・ベンツ、ジャガー・ランドローバー、アウディ、トヨタ自動車、クライスラー、ホンダ、フェラーリ、ボルボ、三菱自動車、日産自動車、富士重工業、スズキ、フォード・モーター、現代自動車、起亜自動車、プジョーシトロエングループなど多くの自動車メーカーも対応車種を今後発売していくとしています。

国内メーカーだとマツダ以外のメーカーが対応を発表しています。

操作の種類は3種類

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Siriによる音声での操作、タッチパネルでの操作、コントローラーを使った操作の3種類での操作が可能です。

ハンドルを握り、視線を道路に保ったまま、安全に操作することができるようになっています。

CarPlayって何ができるの?

インダッシュタイプのディスプレイモジュールとiPhoneを接続することで、ハンズフリー通話、伝言メモの再生、音楽再生、インスタントメッセージサービス「iMessage」の送受信、カーナビゲーションなどの機能が利用できるようになります。

さらに、ハンドル部分に備え付けられた専用ボタンで、iPhoneにおなじみの音声認識『Siri』を起動することができ、これらの機能をSiriの優秀な音声認識を使ってコントロールすることが可能になります。

地図・カーナビ

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iPhoneでおなじみのマップをクルマで利用できます。
Siriによる音声での経路ナビゲーション、渋滞状況、到着予想時間の案内はもちろん、メールや連絡先、カレンダーに登録されている情報などから、興味を持ちそうな場所を予測してくれたりもするようです。

アップル公式サイトには書かれていないですが、iPhoneのマップを使えるということは、タッチパネルでのピンチイン・ピンチアウトでの地図の直感的な操作も可能なのではないかと思います。

電話

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電話に出たり、折り返したり、留守電を聞いたりといった操作を、Siriを使った音声操作で可能になります。
ハンズフリーで安心ですね。

メール

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受信したメールをSiriが読み上げてくれ、返信メールもSiriが書いて送信してくれます。
Siriの正確な音声認識ならではの技ですね。

音楽

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iPhoneを操作しているような感覚で、音楽の再生をさせることも可能。
ディスプレイにはアーティスト名や曲名などが表示されます。
もちろん、Siriを使って音声で操作させることが可能です。

今後、CarPlay用のアプリも続々出てくる可能性がある

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多くのiPhone用のアプリもサポートするとのことなので、今後、CarPlayで使うことを想定した様々なアプリが出てくるかもしれません。

対応iPhoneは?

対応しているiPhoneは、iPhone5、iPhone5c、iPhone5sのLightningケーブル対応のiPhoneとなっています。

いつから対応車種が出てくるの?

フェラーリ、ホンダ、ヒュンダイ、ジャガー、メルセデス・ベンツ、ボルボの7メーカーは2014年中に対応車種を発売するとしており、国内メーカーからも今後発売予定となっています。

まとめ

GoogleもアウディやGM、ホンダ、現代自動車への自動車用サービスを提供開始すると発表しており、今後、自動車業界はますます目が離せない状況になりそうです。

現在の日本国内のカーナビ市場は、音声認識はおろか、タッチパネルでの地図操作も使い勝手の悪いようなものが多くを占めているので、今後、アップルやGoogleに押される形であれ、どんどん国内メーカーも進化していって欲しいですね。

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