チャイルドシートの種類と買い換えサイクルを考える。

育児

妊娠8ヶ月になり、そろそろチャイルドシートの購入準備を進めています。

子供の命にも関わる大事な買い物なので、ちょっと気合いを入れて、チャイルドシートについて勉強して、このブログにまとめていきたいと思います。

まずはチャイルドシートの基礎知識からということで、『チャイルドシートの種類』について調べてきました。

子供の成長過程に応じて最適なタイプを選ぶ必要がある

ひとことでチャイルドシートといっても、子供の年齢や体重・身長等に応じて、その形状等は大きく変わっていて、時期に応じた最適なチャイルドシートを選ぶ必要があります。

新生児・乳児用ベビーシート

新生児~12ヶ月くらいまでで、身長は70cm以下、体重は9~13kg未満の赤ちゃんに使用するタイプです。
ベビーシートとも呼ばれます。正面衝突時の赤ちゃんにかかる衝撃を背中全体で受け止め、分散させるために進行方向後ろ向きに取り付けるタイプが主流です。
一部、横向きに赤ちゃんを寝かせることができるベッドタイプもあります。

幼児用チャイルドシート

1歳~4歳くらいまで、体重は9~18kg程度、身長は65~100cmくらいの幼児に使用するタイプです。
首が据わり、自分で座ることができるようになったら使い始めます。進行方向前向きに使用します。

学童用ジュニアシート

4~10歳くらいの児童に使用します。
体重は15~36kg、身長は135cm以下となっています。この時期になると、大人と同じシートベルトを使用しますが、身長の低さを補い、腰ベルトが子供の骨盤にかかるようにし、肩ベルトが子供の首に掛からないように調整します。

最近は兼用タイプが主流

新生児・乳児期、幼児期、学童期とチャイルドシートには3種類の時期がありましたが、チャイルドシートはいくら安いものでも1万円以上はするので、何回も買い換えるのは大変です。
特に、新生児・乳児期なんて1年くらいしか使用しないですもんね!

そんなわけで最近では、複数の時期にまたがって使用できる兼用タイプが人気です。

特に日本では、新生児から4歳頃まで使える新生児・乳児用と幼児期の兼用タイプが人気です。
新生児から4歳頃までを兼用タイプを使用し、4歳以降は学童用ジュニアシートに切り替えるというパターンが王道です。

新生児・乳児用と幼児期の兼用タイプ

新生児~4歳くらいまで、体重は18kg以下、身長は100cm以下が目安となっています。1歳未満の時期は進行方向後ろ向きの乳児モード、1歳以降は前向きの幼児モードと取り付けを切り替えることで、4歳くらいまで使用できます。4歳以降は学童用ジュニアシートに切り替えることで、買い換えが少なく済みますし、学童用ジュニアシートはそれほど値段が高くないので、大きな負担になりません。

幼児・学童兼用シート

1歳~11歳くらいまで、体重9kgから 36kgまでの時期に使えるタイプです。新生児の時期に車に乗せて出かけることがないという場合には、これ1台購入すればチャイルドシートが不要になる時期まで使えます。

将来の子供の数も考慮して買い換えサイクルを考える必要がある

いま一番多いパターンは、新生児から4歳頃までを兼用タイプを使用し、4歳以降は学童用ジュニアシートに切り替えるというパターンですが、2人目、3人目の子供も考えている場合、子供の年齢が近いとお下がりを使うことができずに、もう1台買うハメになります。
また、ベッドタイプにもなるアップリカのフラディアなどのタイプだと、横に2台並べて設置できないので、注意が必要です。

以上のように、将来的な子供の数や生む時期の予定によって、購入するチャイルドシートのパターンも検討する必要があります。
子供の数や生む時期なんてものはなかなか思い通りにいくものではないですが、一応こういうことも考えておくといいのではないかと思います。

乳児 幼児 学童 備考
パターン1 乳児 幼児 学童 3つの時期それぞれにすべてタイプを買い換えていくパターンです。
子供が3人以上生まれる場合には、お下がりを順次使えるので経済的になりますが、子供が2人以下の場合にはあまりメリットはないです。
パターン2 乳児・幼児兼用 学童 一番人気のパターンですが、第1子が幼児期を脱するまでに、第2子が生まれてしまうと、乳児期と学童期にそれぞれもう1台ずつ計4台買うことになります。
パターン3 乳児 幼児・学童兼用 年子だったとしても第1子のお下がりが使えるパターンです。
パターン4 乳児・幼児・学童兼用 子供が1人なら買い換えの必要がなく経済的です。ただしこの種類は製品ラインアップが少なく選択肢があまり多くありません。

取り付け(固定)方法の種類

チャイルドシートの取り付け方法には、シートベルト取り付けタイプとISOFIX固定タイプがあります。

シートベルト固定タイプ

その名の通り、シートベルトに通して固定するタイプです。
3点式のシートベルトで固定する「3点固定式」と、肩ベルトと腰ベルトを束ねて2点で固定する「2点固定式」があります。
現在の主流は3点固定式です。

ISOFIX固定タイプ

2002年後半に出てきた新しいタイプの取り付け方法で、後部座席に設置されているチャイルドシート取り付け専用の取り付け金具(ISOバー)に、チャイルドシート側のコネクターを差し込んで固定するタイプです。
シートベルト固定タイプだと、間違った取り付け等を原因とする事故が多発していたため、誤使用を少なくして、より安全性を高めた取り付け方法となっています。

2012年7月1日以降に生産される乗用車には、汎用ISO-FIX取り付け装置の設置が義務付けられているので、今後はISOFIX固定タイプが主流となります。

ですので、現在、使用している自動車がISOFIX固定に対応しているなら、迷わずISOFIX固定タイプを選択すべし!ということになります。
逆に、シートベルト固定に対応していない車の場合は、シートベルト固定タイプを選ぶことになりますが、シートベルト固定タイプには、取り付け方法が間違っている等の誤使用をしているユーザーが63.5%もいるという調査もあるので、取り付けには十分注意する必要があります。

まとめ

チャイルドシートの時期に合わせた3タイプと兼用タイプ、子供の人数や時期に合わせた買い換えサイクル、さらに固定方法の違いなどを見てきました。
うちの場合は、第1子で、子供の数は最低でも2人、できれば3人は欲しいと思っています。

子供3人なら、3回とも買い換えるパターン1がいい気がしますが、妻の年齢も考えると3人は厳しいかもしれません。
子供2人だと、学童期に買い換えるパターン2か、乳児期に買い換えるパターン3になります。
パターン2とパターン3のどちらがいいかは、きょうだいの年齢の近さによって変わってきますね。

ただ、日本では、乳児・幼児兼用モデル(新生児~4歳ごろまで適応)が主流で、各社の製品ラインアップもこのモデルに集中して充実しています。

ですので、
子供の数は絶対に3人以上は作るんだ!という場合は、パターン1。
3人未満もあり得るという場合は、パターン2。
とするのがベターかな?と思います。

固定方法に関しては、車が対応しているなら間違いなくISOFIX固定タイプがいいですね。
対応していない車なら車の買い換えを検討してもいいくらいかもしれないです。
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僕の場合は、3人未満もあり得るかな?ということで、パターン2で具体的な製品選びに入っていきたいと思います。

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