人生は徐々に変わる。結局は「もがく」しかないのだ。

公開日: : 徒然なるままに

なんかね。

「インド行って人生観変わった!」とか言ってみたり、逆に「ちょっと海外旅行に行っただけで劇的に変わったら苦労しね~わ!」なんて言ってみたりするじゃないですか。
たしかにちょっくらインドいって海外すげ~って思ったところで人生や自分が劇的に変わるわけないですよそりゃ。

 

・・・でもですね。

その経験ってまったく影響ゼロじゃなくて、自分の中身や人生にちょっとくらいは色々な影響を与えていると思うわけです。
で、インド行ってみたり、失恋したり、おいしいもの食べたり、そんな普段の何気ない日常や、ちょっと非日常な経験やトラブルとか、色々な経験をすることによって得た経験値が自分の中身や人生を形作っていって、結果、自分も気づかないうちに色々なことは動き出しているんだなぁと思うわけです。

人生は一気には変わりません。
毎日の積み重ねでゆっくりと徐々に変わっていくものです。

もがいた経験が人生を形作る

いまから15年以上前になりますが、僕は大学生時代とかその後の既卒フリーター時代とか割と貧乏な暮らしをしていました。

学生時代に住んでいたアパートは○○荘っていう家賃2万円くらいのぼろアパートで、当然トイレ・風呂は共同、お風呂はコインシャワーってやつで、大家のおじいちゃんに10円くらい払って買ったコインを入れると10分ほど温水シャワーが出るっていうシステムでした。
でも冬は寒いからか10分も温水シャワーが出なくて、体を洗っている途中でお湯が水に変わってしまって、「ひぃぃぃ!」となりながら極寒の中、水シャワーで体を流したり。

スーパーで買ってきた99円の食パンで朝昼晩3食をまかなったり、
納豆とご飯をフライパンで焼いただけの納豆チャーハンで1週間過ごしたら納豆のニオイで吐き気をもよおしたり、
そんな生活がたたったのか、ある日、真っ黒なう○ちが出て「これはヤバイ・・・」と思ったり・・・。

生活費が足りないからライフカードで1万円ずつキャッシングしてたらリボ地獄に陥ったり・・・。

で、そんな感じでお金もないくせに、バイトして貯めたお金でタイやネパールに一人旅に行ってみたり、
当時、僕は映画監督になりたいと思っていたので、ソニーの30万円くらいするビデオカメラをローンで買ったり、
映像編集用のMacをこれまたローンを組んで購入したり(当時はHDDが6GBしかなかったのに30万円くらいしたと思う。)

お金もない、彼女もいない、大学の授業は面白くない、どうやら自分には映像制作の才能はないと徐々に分かってくる。
そんな状況のなかで、これじゃね~か?あれじゃね~か?と色々ともがいていたような気がします。

 

でも何をしたところで人生を劇的に変えることなんてできません。

宝くじになんて当たらないし、
おしゃれをしようとちょっと無理していい洋服を買ってみたところで彼女はできないし、
一人旅に出たところで人間が一回り大きくなって帰ってこれるわけでもない。
いいカメラとパソコンを買ったところで突然、映画監督としての才能が開花するわけでもない。


じゃあ、それらの行為はすべて無駄だったのか?というとそうではない。

ただ変化に気づけないほどゆっくりなだけだと。

そうやって人生をなんとかしようともがいた経験が、(非常に徐々にではあるけども)自分の人生を形作っていくんだろなと思うわけです。

僕はいま、学生時代から15年以上経ち、
お金持ちではないけども、それなりに豊かな生活ができるようになりました。
結婚をして子供もできて家族を持つことの幸せを実感していたりしています。
仕事に関しては、映画とは全然関係ないウェブマーケティングの仕事をしていますが、この仕事は自分に向いていると思っていますし、最近は趣味で映像制作を始めてみようかなと思っていたりします。

 

15年前の僕がいまの僕を見たら人生が劇的に変わった!と思うかもしれませんが、当の僕はただ15年間同じようにもがき続けてきただけという実感です。
(まあ、良い方向に変わったのか、悪い方向に変わったのかは分かりませんけどねえ^^;)


1日刻み、1年刻みとかではなかなか変化が見えないけども、10年、15年経つと、すごく変わってくる。
じゃあその変化の要因は何なのか?というと、結局は一見無駄に見える「日々のもがき」だと思うわけです。

自分の人生を俯瞰してみる

以前に、ダメなときこそその人の真価が問われるという記事を書きました。

ダメなときこそ、その人の真価が問われる
少し前に、尊敬する友人の一人であるのんくらさんがこんなツイートをされていました。うまく行ってる時は誰でも頑張れる。問題は行き詰った時だ。上手くいかない時は「自分が試されてる」のだと

この記事では、「努力が無駄になったとしても、そのときはいま自分は試されていると思って再起しよう!」みたいなコトを書いたんですが、一見、無駄に終わったと見える努力も、じつは水面下で自分の人生にすごく影響を与えていて、すぐには結果が出てこないけど、10~20年とすごく長いスパンで見ると、あのとき無駄になったと思った努力が実はすごい大事な経験だったってことがあると思うんですね。

そんなわけでなかなか結果がでなくてくじけそうって人がいれば、「そりゃそうでしょ。そんなすぐ結果なんて出ないよと。人生は徐々に変わるもの。」とのんびり構えていってもいいんじゃない?と思うわけです。

また、たまには昔の自分とかを振り返ってみたりして、思えばけっこう遠くに来たもんだ・・・って感慨に耽るのもいいんじゃない?と思います。

僕は今でも「なんでこんなにお金がないんだ??」ってなったりします^^;
特に僕の会社は12月決算なので、ただでさえ物入りな年末に、節税のこととか、消費税とか法人税の支払いのこととか考えて頭が痛くなります。

でも思い出してみれば、学生時代なんて今より全然お金がなかったですし、アフィリエイト収入で生きていくぜ!と29歳で会社(契約社員)を辞めたときのアフィリエイト収入は月30万円くらいだったので、そういうときに比べれば今の方がお金があるはずなんですよね^^;
(しかも会社を辞めた途端に収入が8万円ほどに激減して、いきなり貯金を切り崩す生活になった。)

「今」しか見えていないと視野がせまくなってしまって、いまある幸せに気づけなったりすると思うんです。
でも、たまには「過去」を振り返ってみて、過去から現在までの自分の人生を流れで捉えてみると、「なんか色々ともがいてきたけど、結果的には良い方向にゆっくりと変えることができたのかな。」と思えたりすると思います。

もちろん、逆に「昔は良かったのに・・・いまは不幸だ・・・・。」なんてパターンもあると思いますが、そんなときも「人生はゆっくりとしか変わらないから、焦らずに色々もがいてみよう。」てな感じでマイペースにやっていくのもいいんじゃないでしょうか。

自分の人生を振り返るためのいい方法にライフラインチャートを描いてみるってのがあります。

田中ウルヴェ京が人生において、チャレンジを必要とする「転機」を利用して、「キャリアプランニング」を行うスキルをご紹介していきます。日立ソリューションズのビジネスコラムの『田中ウルヴェ京のキャリアプランニング講座』をご紹介。
筆者の会社では企業や団体に対して、社員のキャリア形成研修を提供している。最近増えているのが50代社員を対象にしたキャリアデザイン研修だ。研修ワークの中に「ライフラインチャート演習」がある。

定期的にこういう方法で自分の人生を俯瞰してみるのもいいかもしれません。

すごい人こそもがいてる

「若い頃の苦労は買ってでもしろ」っていう格言?ことわざ?ってありますよね。
ほかにも「20代に何をしたかで30代が決まってくる」なんてことも言われたりしますね。

僕はいま37歳ですが、「ホントそうなんだろな~。」と思います。

37歳にもなると同年代でも会社を上場させるようなやり手の起業家とか、自分の店を持っていたりとか、若い頃の自分の夢を叶えてる人とか、自分の人生にある程度の結果を残しているすごい人っていっぱいいるじゃないですか。

そういうすごい人の「いまの結果」だけを見ると、自分と比較してしまったり、「すげえな~。」で終わるんですけど、たぶん「いま」すごい人って、「過去」にめっちゃ僕とは比べものにならないほど、めちゃくちゃもがいていると思うんですよね。
色々なことに挑戦しては、失敗して、挫折してってのを繰り返し続けた日々の延長が今なんだろうなと。

もしかしたら僕から見たら「すごい人」も、その人はその人で今ももがいているんだろうなと。

だからあんまり「他人の今の結果」ばかり見ても仕方がないです。

さいごに

そんなわけで、僕の30代もあと3年ほどですが、40代、50代になって振り返ったときに、今みたいな感じで「思えば遠くに来たもんだ・・・」と余裕を持って振り返ることができるように、これからもどんどんもがいていきたいと思います。

僕の実家のトイレによく居酒屋とかのトイレにあるようなありがたい言葉が書いてあるカレンダーが貼ってあるんですけど、そこに書いてあった言葉がなんか良かったので引用。

遠くばかり見ていると足元の石ころにつまづく。
足元ばかり見ていると行く先が分からなくなる。
だから遠くを見たり、近くを見たり、ゆっくりゆっくり今を楽しみながら

よく人生って登山に例えられたりしますけど、たしかに登山って頂上の方ばかり見上げてたら危ないですし、かといって足下ばっかり見てると体力消耗が激しいんですよね。
ちょうどいいのが、自分の足下の1~2mくらい先を見ながら登ることなんです。

たまには立ち止まって美しい景色を眺めてみたり、仲間とわいわい言いながらおいしいお弁当を食べたり、そんな感じで人生も楽しみながら登っていきたいものだと思います。

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