自宅で集中して仕事をするコツ8箇条

仕事術

僕が自宅で仕事をするようになって早5~6年ほど経ちました。
それまで特別に事務所を用意することなく、基本的に自宅で仕事をしています。
途中、1年間世界一周旅行に行っているので、旅先のホテル等で仕事している期間がありますが、まあなんとか自宅で仕事をするというスタイルを続けてこれました。

思い出せば学生時代も周りの同級生が自宅だと集中できないということで、図書館などに行って勉強していましたが、僕はなぜか自宅の方が集中できて、基本的に自宅で受験勉強もしていました。

自宅で仕事をするというのは、満員電車などに乗って通勤する必要もないですし、時間の使い方も自由自在です。
家族の病気など突発的なトラブルにも対処しやすいなど、多くのメリットがあります。

ただ、逆に自由過ぎるが故に、自己管理をきっちりしないと、仕事と私生活がごっちゃになってしまってストレスがたまったり、家族に迷惑をかけたり、仕事がまったくはかどらなかったり、昼夜逆転してしまって不規則な生活になってしまったりなど、多くの罠もあります。

最近、どうも僕も集中力がなくなってきてるなあ・・・という思うことも多く、仕事がはかどらないことも多いので、自戒の意味も込めて、自宅で仕事をするときのコツやポイントなどをまとめてみたいと思います。

生活時間割を作り、仕事する時間を決めておく

自宅で仕事をする場合、起きて、寝るまで、何をするかは自由です。
自由すぎるが故に、何時から何時までは仕事して、何時にご飯食べて、運動して、寝る、などしっかり決めておかないと、仕事と私生活のメリハリがつかずに、仕事にも悪影響です。
行き当たりばったりな生活をしていると、深夜までダラダラと仕事をしてしまい夜型になってしまったり、ご飯を食べる時間が不規則になったりして、健康にも良くないです。

たとえば、朝7時に起きて、8時までに朝食などをすまし、8時から12時まで仕事、12時から13時まで昼食、13時から17時まで仕事して、17時から18時まで運動、18時から~~~、って感じでおおざっぱでいいので、生活時間割を作って、その通りに生活することをおすすめします。

専用の仕事部屋をちゃんと用意する

現在の住宅環境によってはなかなか難しい場合もあるかもしれませんが、専用の仕事部屋を用意するのは超重要です。
できればちゃんとドアなどで仕切られた独立した部屋がいいです。

電車に乗って通勤しない代わりに、その部屋に入ることが言ってしまえば、通勤みたいなものと捉えます。

そうすることで、自分自身の気持ちの切り替えにもいいですし、家族に対してもいまは仕事中だから邪魔しちゃいけないというメッセージを送ることができます。

家族など大切な人達の写真やモチベーションの上がる言葉を飾る

専用の仕事部屋には、仕事に必要なパソコン、デスク、資料などをきちんと整理整頓して揃えることはもちろん、家族など大切な人の写真を飾ることをおすすめします。
なかなか仕事がうまくいかなくてつらいときや、なんとなくやる気がでないときでも、家族の写真を飾っていることで、この人達のために頑張らないと!と思えることもできますし、ちょっとサボりたいときもなんとなく見られている気がして、サボり抑制にもなってくれます。

また、家族の写真以外にも、尊敬している人の名言や座右の銘など、なにかモチベーションが上がるような言葉を貼っておくことも有効です。
どうにもやる気が出ないときやくじけそうになったりときにも、その言葉を見て奮起できるようなものがいいですね。

家族に自分の希望を伝えておく

人間は何時間も集中して仕事を続けることはできない生き物です。
その時間は人によっても違うでしょうが、長くても90分以内が限度だと思います。

また、仕事を始めてからいきなり集中力マックスの状態にはできません。
最初は車のようにエンジンを暖める作業からスタートし、徐々に集中して作業できるようになっていきます。

集中して仕事をしているときに電話がなったり、家族に話しかけられたりして、一旦、集中が切れてしまうと、もう一度、集中するためには、またエンジンを暖める作業から始めないといけません。
これは「せっかく集中して仕事できていたのに!」と非常にストレスがたまりますし、仕事の効率も落ちてしまいます。

同居している家族がいる場合は、集中して仕事をしているときは、緊急の用件以外、話しかけないようにお願いしておくなど、家族の協力もしっかり取り付けておく必要があります。

やる気がでないときにやるための単純作業を用意しておく

先述しましたが、人間が集中するためには暖機運転が必要です。
暖機運転とは、機械を始動した直後などに低負荷での運転を一定時間行うことをいう。- Wikipedia

どうしてもやる気が出ないときには、取りかかるに当たってのハードルが低く、あまり頭を使わなくてもいいような単純作業から始めるのがポイントです。
低負荷での作業から始めることで、脳がいい感じで暖まってきて、徐々にやる気がでてきます。

これは脳がそういう作りになっているからです。
脳の中で『やる気』を司っているのは、『側坐核』という部位で、側坐核は刺激がないとやる気を出してくれませんが、一旦、刺激されてくるとどんどんやる気物質を分泌してくれるようになるという性質があります。

『やる気を出すためには、やるしかない。』というわけです。

そのために、始めるにあたってハードルが高い作業はとりあえず後回しにして、これなら簡単だからすぐできるかな。というような『やる気を出すための単純作業』というものをストックしておいて、やる気ができないときにその作業をやるようにするといいです。

作業時間を記録する

自宅で自由に仕事をしていると、のんびり仕事をしていても上司にも怒られませんし、締め切りに追われるわけでもないので、時間がたっぷりある気がして、仕事の効率が落ちてしまうリスクがあります。
ですので、仕事のスピードを意識するために、仕事内容ごとにタイマーで計測して、どんなタスクにどれくらいの時間を費やしているのか振り返るようにしましょう。

そうすることで、「メールチェックに無駄に時間を費やしているな。」とか「なんとなくネットサーフィンしてしまっている時間が多いな。」など無駄な時間がどれくらいあるのか把握できますし、
「このタスクに時間かかりすぎだな。次からは何分で終わるようにしよう。」など、仕事のスピードを速める目標にもなります。

作業時間の計測のためのアプリやツールは色々ありますが、僕はSlimTimerを使っています。

適度にベランダに出てストレッチしたり、散歩に行ったりと気分転換をする

ずっと部屋にこもって仕事をしていると、健康にも良くないですし、集中力が低下してきて仕事の能率も悪いです。
適度にパソコンの前から離れて、太陽の光を浴びたり、ストレッチをして血行をよくしたり、散歩したりして、休憩を取るようにしましょう。

特になにか考えないといけない仕事をするときは、パソコンの前で考えるよりも、散歩などに出かけて、体を動かしながら考えた方が集中できますし、いいアイデアも出やすいです。

運動をして体を鍛える

まあ自宅で仕事をするようになって、20キロ太ってしまった僕が言っても説得力はないのですが、運動をして体を鍛えるというのも超重要です。

心と体というのは密接につながっていて、体力が低下すると、集中力や思考力も低下します。

自宅で仕事をしていると、まず通勤がないので、通勤のために歩くことがなくなり、極端に運動量が低下します。
ですので、意識的に生活のなかに運動する時間を組み込んで、運動していかないと、確実に太りますし、体力も低下します。

あまり負荷の高い運動をする必要はないので、軽いウォーキングやジョギングを生活のなかに取り入れるようにしましょう。

まとめ

以上、思いつくものを8項目ほど書いてみました。

僕自身、これやらないとなあと思いながら、できていないことも多いので、この記事を書いたことをきっかけに初心に戻って、しっかり実践していきたいと思います。

これからの時代、自宅で仕事をする人の人口はもっと増えてくると思うので、この記事がお役に立てるとうれしいです(o^^o)

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