世界一周って西回りと東回りのどっちがおすすめ?

旅行・お出かけ

世界一周で地球をぐるりと回る場合、西回りと東回りがありますね。

僕の場合は西回りで行ってきました。
僕の中では勝手に世界一周と言えば西回りだろ!って思い込みがあったのですが、いざ行ってみると東回りの世界一周旅行者もけっこう多くて、人それぞれなんだなあと思った記憶があります。
(たぶん僕の場合は学生時代に読んだ深夜特急の影響かと思います。^^;)

深夜特急〈1〉香港・マカオ (新潮文庫)

深夜特急〈1〉香港・マカオ (新潮文庫)

沢木 耕太郎
1,563円(04/24 22:58時点)
Amazonの情報を掲載しています

そんなわけで、これから世界一周に行こうかな。って方の参考になればと、西回りと東回りがどんなものか、どっちがいいのか、を考えてみたいと思います。

西回りと東回りって?

西回りは、日本を出発して、アジアを回り、中東、ヨーロッパ、アフリカ、南米、北米、最後にアメリカから日本へひとっ飛びで帰ってくるってな感じのルートですね。(オーストラリアはお好みで)
東回りは逆にいきなりアメリカにビュ~ン!と飛んでしまって、アメリカ、南米から周り、ヨーロッパ、アフリカ、中東、最後にアジアって感じのルートです。(オーストラリアはお好みで)

西回りの特徴

最初に一番物価の安いアジアから始まるので節約できる。
東南アジアは日本人バックパッカーも多く、旅慣れしていない最初に行くにはおすすめ。
あんまりゆっくり回ってると、レンタカーで回るのがベストな最後のアメリカで国際運転免許証の期限が切れてしまう可能性がある。(有効期限は1年)
日本から徐々に離れていっている感が味わえ、思えば遠くに来たもんだと言える。
時差ボケが少ない。
フィリピンで英語留学をしてから世界一周へ出発ってことができる。

東回りの特徴

旅が進むに連れて物価が安くなるので精神的に楽。
いきなり異国感たっぷりの場所に降り立つので、難易度は高いけどエキサイティングな旅の始まりを味わえる。
南米は英語があまり通じず基本スペイン語になる。多くの東回りの旅行者が最初に南米でスペイン語を勉強するようです。
最後のアジアは、万が一行けなくなっても、近いからまた今度来られるかなと思える。

選択するポイント

やっぱり最初の方が新鮮で、ゆっくりじっくり回ることになる。

長期旅行者のほとんどの方に経験があると思いますが、長期の旅行になってくるとどうしても途中で心が疲れてきて、感動が薄まってきます。
短期間の間にすごい遺跡、すごい大自然、美しい街並みなど色々な刺激的な経験を立て続けにすることで、ちょっとやそっとの遺跡や大自然なんかでは感動できなくなってくるんですね^^;

P1120690 (640x480)

でも、旅に出た最初の頃は見るモノすべてが新鮮でわくわくするものです。
だから自然とゆっくりじっくり回ることになります。

そうすると、アジアをじっくり回りたいなら西回り、アメリカ・南米をじっくり回りたいなら東回りという選び方でもいいかもしれません。
あとは、見る順番ってのも大事です。

大人気のマチュピチュを先に見てしまったばかりに、他のパルミラ遺跡がショボく見えてしまって感動できなかったり、ビクトリアフォールズやイグアスを見た後にナイアガラの滝を見たらショボく感じてしまったり、往々にしてそういうことが起こり得ます。なので見所を周る順番というのは、ちょっと重要だったりするのです。
ルートの作り方 バックパッカー初心者講座~誰にでもできる簡単一人旅

行きたい場所のベストシーズンやイベントの開催時期も考慮する。

「絶対にここは行く!」「この祭りには参加する!」など行きたい場所やイベントが決まっている場合は、それらの場所のベストシーズンや開催時期にたどり着けるようにルートを組む必要があります。
たとえば「ウユニ塩湖には雨期に行きたい!」という場合、ウユニの雨期は12月~3月くらいですので、出発してからその時期にボリビアに行けるようにするには、西回り・東回りどっちがいいのか?という感じで選ぶという手もあります。
参考)【徹底分析】2014年、ウユニ塩湖のベストは1月27日と2月26日 | 世界新聞

1280px-Salar_uyuni_200701

スペインのトマト祭りは8月ですし、ブラジルのリオのカーニバルは2~3月です。

こんな感じで行きたい場所のベストシーズンやイベントの開催時期も考慮するのが大事です。

西回りは旅の始まりの慣らしができる、東回りは旅の終わりの慣らしができる。

西回りの場合、最初はアジアから始まります。
アジアの中でも特に東南アジアは日本人のバックパッカーも多く、現地の人ともお互い片言の英語でも会話が成り立ちます。
超早口で聞き取るのが激ムズのアメリカ、英語が通じずスペイン語となる南米にいきなり行くよりも難易度は低く、旅慣れしていない最初に行くにはちょうどいい感じの国々が多いです。
南米やアメリカよりは比較的、治安もいい国が多いですし。

そういう意味で、西回りは最初に旅の慣らしができるルートだと言えます。
ただし、帰りはアメリカなどからいきなり飛行機で日本に帰ってくるので、夢から醒めた感がすごいです。
西回りは旅の始まりはゆっくり慣らしながら行けるけど、帰りはいきなり終わるルートです。

反対に東回りはいきなりアメリカや南米など異国感たっぷりの国へ飛びます。
言葉は通じず、治安も良くない国にいきなり飛び込むのは非常に難易度が高いですが、それはとてもエキサイティングで旅している感を味わえるルートだと言えます。
また、徐々に日本へ近づいていくというルートになるので、アジアまで来た頃にはほぼ「帰ってきたなあ。。。」という感覚になり、徐々に自分の旅を終わらす心の準備ができます。

さいごに

こんな感じで西回りと東回りのどっちがいいの?って考えてみましたがいいかでしたでしょうか?
僕自身、西回りの経験しかないので、東回りについては聞いた情報や調べた情報にはなっちゃいますが参考になるとうれしいです(o^^o)

コメント