「関西人の家には一家に一台たこ焼き器がある」という都市伝説があります。
ですが、これは都市伝説ではなく事実です。
恐らく、たこ焼き器のない関西人の家はゼロ説は成り立つと思われます。
なんなら僕は1人暮らししているときにもたこ焼き器を持ってました。
てか関西人として逆に聞きたい。
「なんでまだたこ焼き器もってないの?」
「家でたこパ(たこ焼きパーティー)しないの?」
さてさて、そんなことはどうでもいいんですが、あなたは「たこ焼き」と聞いてどんなものをイメージしますか?
多くの方はこんな感じのたこ焼きをイメージするのではないかと思います。
ソースがかかって、鰹節と青のり、お好みでマヨネーズとか七味とかネギたっぷりのせてももうまいよね。
ですが、たこ焼きにはもうひとつの形態があります。
一般的には明石焼きと呼ばれているもので、たこ焼き本体にはソースなどは何もかかっておらず、出汁につけていただきます。
明石ではたまご焼きと呼ばれています。
たこ焼きと明石焼きのカンケイ
元々、たこ焼きといえば、生地に味がついており、ソースも出汁もなにもつけずに食べるものでした。
たこ焼きの創始者は、西成区「会津屋」の初代・遠藤留吉とされている[1][2]。1933年(昭和8年)、遠藤はラジオ焼きを改良し、従来のこんにゃくの代わりに醤油味の牛肉を入れて肉焼きとして販売。1935年(昭和10年)、タコと鶏卵を入れる明石焼に影響を受け、牛肉ではなくタコ・鶏卵を入れるようになり、たこ焼きと名付けた。たこ焼き|Wikipedia
Wikipediaによると、元々、明石焼きというものがあり、それにヒントを受けた遠藤ちゃんがたこ焼きを作ったって歴史があるようです。
その後、1984年にとんかつソースが発明されて、今のようなソースをかけた一般的なたこ焼きになっていったそう。
明石焼きをたこ焼きと表示している店がある!
以上のようなたこ焼きの歴史を踏まえると、明石焼きとたこ焼きというのは本来、別モノのはずなんですね。
普通に考えれば、
たこ焼き:ソースや醤油、鰹節・青のり・マヨネーズなんかをつけていただく一般的なたこ焼き。
明石焼き:ふんわり生地で出汁をつけていただく。
って認識でいいハズです。
食べ物としてももはや別メニューです。
ですが!
世の中には「明石焼き」を「たこ焼き」と表示している店があるんですね。
先日、大阪に行った際にたこ焼きを食べたくなり、食べログアプリで近隣のたこ焼き屋さんを探して行きました。
僕の頭のなかに浮かんでいたのは当然ながらソースや鰹節のかかった一般的なたこ焼きです。
お店に入って「たこ焼き」を注文して出てきたのは、なんと!出汁でいただくタイプでした。
これが出てきた当初、「え~~~!そら明石焼きもおいしいけど、いまの気分はソースでこってりしたたこ焼きなんだよ~!」です。
出汁でいただくタイプならたこ焼きと表示せずに明石焼きと書いておいてよ~。と思いました。
ところがふとテーブルを見てみると、
なんか全部ある~。
ソース、ポン酢、マヨネーズ、青のり、鰹節、生姜醤油、七味が揃っている~!
なんとこのたこ焼き屋さん「たこ八」は出汁でいただく明石焼き風の食べ方もできるし、ソースやマヨネーズでこってりした一般的にたこ焼き風の食べ方もできる1回で2度おいしい超お得なお店だったのです!
おかげさまで1個ずつ今回は出汁で、今回はソースで・・・と色々な味のたこ焼きを楽しむことができました。
色々な味を楽しめてなかなか美味しかったです。
店名 | たこ八 梅地下店 |
所在地 | 大阪市北区小松原町梅田地下街4-6 ホワイティ梅田 |
TEL | 06-6361-7345 |
営業時間 | 10時~21時 ラストオーダー20時30分 |
定休日 | 隔月第3木曜日 |
WEB | 公式ページ 食べログ |
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