前回、チャイルドシートの種類と子供の数と出産時期を考慮した買い換えサイクルを考えてみました。
今回は、チャイルドシートの安全性について調べてみたいと思います。
なぜチャイルドシートを取り付けるかというと、法律で決まっているからという理由もありますが、万が一の事故の際にも子供を守るという目的があるからですよね。
せっかくちゃんとチャイルドシートに乗せていたのに、間違った取り付けをしていたり、安全性の低いチャイルドシートを選んでしまったばっかりに子供に万一のことがあると後悔してもしきれません。
そんなわけでしっかりと安全性能の高いものを選びたいと思います。
チャイルドシートの安全基準ってどうなってるの?
チャイルドシートの安全基準は、2012年7月に大きく変わり、チャイルドシートの先進国群であるヨーロッパと同じ基準となっています。
安全基準名は、ECE R44/04といい、ヨーロッパ基準、EC基準などとも呼ばれています。
旧基準の製品の販売はできないので、現在、販売されているチャイルドシートはどれも新安全基準に適合しているタイプになっています。
ただし、旧基準のチャイルドシートも販売はできませんが、消費者が使用する分には法的な規制はありません。
ですので、知り合いの方や親族などからお下がりのチャイルドシートをもらって、それが旧基準タイプだったとしても使用することはできます。
ですが、チャイルドシートに関してはお下がりをもらうことは辞めたほうがいいと思います。
どのような使用をされていたか分からないので、もしかしたら何かしらの衝撃を受けてどこかが悪くなっているかもしれませんし、そもそも旧基準の安全基準だと安全性に不安があります。
チャイルドシート安全基準マーク|自動車総合安全情報より画像を引用
新安全基準を満たしていてもその安全性能には差がある
いま販売されているものはどれも新安全基準を満たしているなら、どれを選んでも安全性能的には一緒じゃね?とするのは間違いです。
新安全基準を満たしている製品でもその安全性能には差があります。
では、その差をどうやって調べるかというと、国土交通省と独立行政法人自動車事故対策機構(NASVA)が公表しているチャイルドシートアセスメントというものがあります。
市販のチャイルドシートについて安全性能評価試験を行い、その結果をインターネットで公表しているものです。
ただし、試験内容は、取り付けしやすいか、誤使用はしにくいか、などの使用性評価試験と、正面衝突時の乳幼児にかかる衝撃を計る前面衝突試験のみとなっています。
できれば、側面衝突とか停車時の後方からの衝突などの試験もして欲しいなと思いますが、やはり死亡に至る確率がもっとも高い事故が正面衝突だからという理由で、正面衝突の試験となっているのだと思います。
こんな感じでPDFで見ることもできますし、
こんな感じでインターネットでメーカー等で検索してデータを確認することもできます。
チャイルドシートアセスメントの確認は以下のホームページよりできます。
自動車総合安全情報のチャイルドシートアセスメント
チャイルドシートアセスメント検索|自動車事故対策機構
で、一番、安全性が高いチャイルドシートはどれ?
チャイルドシートアセスメントで、一番安全性が高いと評価されているのは、2014/4/19現在で、タカタのtakata04-i fixだと思われます。
乳児・幼児の兼用モデルとなっており、乳児モード・幼児モードのどちらの前面衝突試験でも、【推奨せず】【普】【良】【優】の4段階評価で、最高評価の【優】を獲得しており、使用性評価試験でも、5点満点中、乳児モード4.3、幼児モード4.5と高得点となっています。
タカタのチャイルドシートは他のモデルも高評価を獲得していて、よく『安全性を重視するならチャイルドシートはタカタで決まり。』なんて言われますが、やはりそれが裏付けされた形となっています。
この試験結果もタイムラグがあるので、タカタからは既に新モデルも出ているようです。
タカタのチャイルドシート製品ラインアップ
ただ、僕はベッドタイプにも変形できるアップリカのフラディアが気になっています。
でもフラディアはタカタのtakata04-i fixと比較しちゃうと、チャイルドシートアセスメントであまり評価がよくないんですよね。。。
http://www.nasva.go.jp/mamoru/child_seat_detail/48
まあ、【良】以上を獲得してるから問題はないんでしょうけど。。。
どうしようかな~。
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