ベッド型のチャイルドシートってどうなの?安全性・快適性は?

公開日: : 最終更新日:2014/07/31 育児

前回、チャイルドシートの安全性について調べました。
安全性の高いチャイルドシートってどれ?安全基準ってどうなってるの?

その結果、一番安全性の高い製品は、アセスメントで乳児・幼児と両方ともに【優】を獲得しているタカタのtakata04-i fixだろうということになりました。
僕が赤ちゃん本舗で見てみて以来、すっかり気になっているアップリカのフラディアは乳児期(ベッド型)【良】、乳児期(後ろ向き)【優】、幼児期【良】という結果でした。

これを見ると、やはりベッド型は、一般的な後ろ向きタイプと比較すると、安全面において劣るかな?と思いました。

ただ、やっぱり赤ちゃんは車に乗るときも寝かせてあげた方が快適なんじゃないの?とも思い、結局のところ、ベッド型と後ろ向きタイプのどちらを選ぶべきか調べてみることにしました。

で、早速ですが、結論から言うと、僕は、ベッド型よりも後ろ向きタイプの方が総合的に良いと判断しました。
その理由を書いていきたいと思います。

やはり安全性はベッド型よりも後ろ向きタイプに軍配が上がる

チャイルドシートアセスメントの結果にも出ているように、正面衝突時において、後ろ向きタイプだと、まずチャイルドシートの背面部が前の席のシートにぶつかり、その衝撃を赤ちゃんの背中で受け止めるという構造になっています。
一方、ベッド型は赤ちゃんの体の側面で受け止めるということになります。

結果、チャイルドシートアセスメントの結果によると、頭部の移動距離や胸部・腹部にかかる圧力がベッド型の方が大きいということになり、正面衝突時の安全性はベッド型よりも後ろ向きタイプの方が高いということになります。

ただし、アップリカのホームページでもアピールしているように、後ろ向きタイプは正面衝突には強いけど、後ろから追突される事故についてはどうなの?というギモンが出てきます。
ベッド型(3ステップ)チャイルドシートは万が一のこともしっかり考えられているの?|アップリカ
これについては、チャイルドシートアセスメントで中立的な試験が行われていないので、はっきりとした正解は分かりません。
ちなみに、後ろ向きタイプとベッド型の追突試験・側面衝突試験を実施していない理由は、

現在のダミー技術では必要なデータを計測することができないため、追突衝突試験の導入は今後の検討課題と考えています。国土交通省の見解

とのことです。
ですので、僕が色々調べて考えた結果になりますが、『正面衝突と追突事故の頻度と被害の深刻さ』から考えて、それでも後ろ向きを選ぶ方がいいと思います。

ちょっと古いデータになりますが、(財)交通事故総合分析センター・交通統計(平成10年版)が発表している事故類型別、車両相互の交通事故件数によると、

車両相互事故 68万2113件のうち
追突・・・・・・・23万4369件
出会い頭・・・・・21万5932件
正面衝突・・・・・・3万1954件
その他・・・・・・19万9858件

となっています。

一見、追突事故が一番多いように見えますが、追突事故には、正面から前の車にぶつかる追突する側と、後ろから追突される側があります。
ですので、単純に言っちゃうと、23万件の追突事故があるということは、23万の車が正面からぶつかっているとも言えるわけです。

出会い頭の事故も同様です。
出会い頭の事故は、正面と正面、正面と側面が考えられます。
つまり最低でも21万の車が正面からぶつかっていると言えます。

このように考えると、結局、自動車事故において、正面からぶつかる確率が一番高いと言えます。

そもそも本当にベッド型の方が赤ちゃんは快適なの?

ベッド型を選ぶ理由は、首も座っていない赤ちゃんを45度に傾いたシートに座らせるよりも、寝かせてあげた方が赤ちゃんは快適なはずという思いからです。

ですが、そもそも本当に赤ちゃんはベッド型の方が快適なのでしょうか?

そして、後ろ向きタイプの姿勢はそんなに赤ちゃんに無理な姿勢を強いているのでしょうか?

これについては赤ちゃんそれぞれの個人差があるようなのですが、僕の調べた感じだと、寝かせるよりも座らせた方が赤ちゃんは泣かずにゴキゲンだという人の方が多い気がします。
よくお母さんが抱っこしているときはゴキゲンに眠っているのに、やっと寝たと思って布団に寝かすと起きて泣き出すということを聞きます。

それと同じで赤ちゃんはそれほど寝ている姿勢を好きというわけではないのではないでしょうか?
もちろん、お母さんに抱っこされているという安心感も大きいとは思いますが。

また、最近では後ろ向きタイプのチャイルドシートもどんどん改良されてきており、赤ちゃんが快適な姿勢になるように工夫されています。
たとえば、コンビのチャイルドシートはお母さんに抱っこされている姿勢と同じだっこ型という名称で後ろ向きタイプを売り出しています。
コンビは『だっこの姿勢』を提案します

このように考えると、ベッド型に寝かせている方が赤ちゃんは快適だというのも単なる思い込みで、必ずしもそうではないと言えると思います。

まとめ

安全性と快適性という面から、ベッド型よりも後ろ向きイス型を選ぶ理由を書いてきました。

他にも、
ベッド型は本体がかなり大きく車内がかなり狭くなる。
値段が高くなる。
などのデメリットもあります。

ただし一方、
ベッド型・後ろ向き型・前向き型など赤ちゃんに合わせて使う姿勢をフレキシブルに選ぶことができるというのは大きなメリットだと思います。

これからじっくり比較検討していきたいと思います。

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